お話を聞く


G.W.前半は、京都でフリーペーパーを発行していることり会さんの展覧会とワークショップに。(仕事は休みではないのだけど)
いつも京都の可愛らしいものを紹介されていることり会さん、会場は町家を使ったギャラリースペースで、センスよく室礼がなされた畳の部屋とお茶に落ち着く。フリーペーパー作りのこぼれ話と、近ごろ一緒にお仕事されたという辻徳さん(http://www.tsujitoku.net/)の懐紙ミニブックを使って、懐紙の楽しみ方をレクチャーしていただいた。
特に可笑しかったのが、京都のいろいろなお店(プライド高!)との交渉エピソード。いけずは都市伝説じゃなかった…!とか、「ほうれんそう、だね」という言葉とか。報告、連絡、相談、はわかる。「だ」って何!「ね」って何!と思ったら、打ち合わせと根回しですて!
最初「ね」は熱意かなぁ、なんて思ったのだけど、熱意で押せ押せだけじゃダメだ…とこれまでの自分を反省したのだった。
「ネットワーク?」と仰っている方もいたりして、そんな一言一言、楽しい雰囲気が、ゴールデンウィークのお土産に。人と会うとリフレッシュできる。展示も仕事のお手本にしたい感じでわかりやすく可愛らしく、楽しみました。


「ことり会」HP:http://kotorikai.com/
第1号発行時から、毎号読んでます。

手のつめ

昨年暮れから月1くらいのペースでジェルネイルしていたのだけど、今月はお休み。自分で決めたことながら、さびしい。お休みの理由は、爪がなんとなく痛んできたのと、お店が少々遠いのと、ネイルそのものに毎回2時間くらいかかるのと。ジェルネイルって継続向きの施術じゃないのかも。
ネイルは、縁あってお知り合いになったネイリストの方に好き放題お願いして楽しんでいます。ツモリチサト風にしたり、北欧風にしたり、ピンクの雲と星でキキララを目指したり、フクロウのネイルシール(これhttp://quote-jp.com/item/5006/)をあしらってもらったり、美容ではなく完全に自分のための遊びで、すごーく楽しいのです。「今回はどんな感じにしますか〜」というやり取りをするのも面白いし、塗り上がった後、毎日ちょっとした時に手を見ては、ウフフと笑ってしまう。プロの仕上がりを経験してしまうと、自分でちまちまマニキュア塗るなんてやってられない…。また予約しよかなあ。いやもうちょっと爪を休ませるべきかなぁ。

トイデジどうかしら

そういえば、この3月で退職する同僚に、トイデジのプレゼントどうかしら。
あんまりすぐ壊れるようなのは困るけれど、カメラにちょっと興味がある人だし、自分では買わないだろうし、もらって嬉しい、かもしれない。

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2人退職する予定で、うち1人は妊婦さんなので、彼女にはこの本から赤ちゃん用のボールを作ってプレゼントしようと思っています。

2014年度


あっという間に3月が終わろうとしています。
駅から職場の大学まで歩く途中。猫がいたので写真を撮った、その私の背後には袴姿の女子大生がおおぜい。卒業式の日なのだった。そうか、このカメラで学生たちを撮る選択肢もあったのか、と反射的に過去形で思いました。
自分が大学を卒業した日も、お天気のいい暖かな日でした。
大学4年間で何かを成し遂げたという手応えはなく、進学する予定とはいえ将来への不安はふくらむばかり、ただ「みんなと一緒」「自分も華やかな卒業生」という雰囲気を味わうためだけに、綺麗な振り袖を着て卒業式に出た。
周囲には着ぐるみやコスプレをして出席する人もおり、卒業式が名物になっている大学だった。ふざけて式を茶化す同級生たちが面白くて笑ったけれど、そんな態度を総長の祝辞がばっさり切り捨て、一瞬で会場が水を打ったように静まり返った。
ますますみじめな気持ちになったのを覚えています。
そんな感情も経て今の自分があるのだよ。「自分」について考え出すと、愛憎が縄のようによじれて身動き取れなくなってしまうので、あまり考えないようにしているのだけど。

さよならおっちゃん

金曜の午後、職場でのんびりしていたら母から連絡が。
叔父が海に落ちて亡くなったという。叔父は母の一番上の弟。5人きょうだいで上から伯母(母と仲のよい姉、うちの2軒隣に住んでいる。結婚した従姉妹たちも同じ町に住んでいる)、母、亡くなった叔父(隣の町に住んでいる)、2番目の叔父(同じ町に住んでいる。独身の従姉妹たちも町内で就職して一緒に住んでいる)、一番下の叔父(うちから徒歩30秒のところに住んでいる。学生の従兄弟たちも実家から大学や高校に通っている)。
長い時間、香川県の小さな農村で5人セットで、楽しいことも悲しいことも分かち合ってきた人たち。映画を見ることも本を読むことも猫が好きなこともくだらない冗談が好きなことも、彼ら5人の文化が私の中に受け継がれて今がある。
その1人が欠けたことが、信じられない。
信じられないけれども、受け入れるしかない。
祖父母をなぎ倒していった、あの死というものが、とうとうここまで来たんだなと思う。

フリーペーパー『S-meme』

仙台発の文化批評誌『S-meme』。建築家で東北大学大学院教授でもある五十嵐太郎を編集長とし、仙台における建築、美術、書店、演劇やライブなどの文化を批評していく。装幀も毎号個性的。
http://sendaischoolofdesign.jp/archives/13470


こんなのが京都ではなかなか生まれない。語るに足るコンテンツはあると思うけど。

また1年経ちそうに

10月になると日記を書きたくなるのか…?


今日は職場の学校が創立記念日。昨日も祝日だったから、連休です。ありがたいような怖いような。「今日の厄介事は今日終わらせる」が信条の自分にとって、職場でのやることリストだけ作って明日が来るのをじりじり待っているこの状態はいやなものだよ。せめて家でせっせと原稿書き。出かけたいような怖いような。





数日前、東本願寺のそばを自転車で走っている時に見た鷺。近寄っても顔を覗き込んでも全く逃げないので珍しく思っていたら、通りがかりのおばさま曰く、定期的に餌をくれる人がいるそうで、待っているとか。「何食べるんですか?」と聞く。「さあ…」というお返事。動物を見るととりあえず何を食べるのか聞いてしまう。何かを食べている動物が好きなのだ。