さよならおっちゃん

金曜の午後、職場でのんびりしていたら母から連絡が。
叔父が海に落ちて亡くなったという。叔父は母の一番上の弟。5人きょうだいで上から伯母(母と仲のよい姉、うちの2軒隣に住んでいる。結婚した従姉妹たちも同じ町に住んでいる)、母、亡くなった叔父(隣の町に住んでいる)、2番目の叔父(同じ町に住んでいる。独身の従姉妹たちも町内で就職して一緒に住んでいる)、一番下の叔父(うちから徒歩30秒のところに住んでいる。学生の従兄弟たちも実家から大学や高校に通っている)。
長い時間、香川県の小さな農村で5人セットで、楽しいことも悲しいことも分かち合ってきた人たち。映画を見ることも本を読むことも猫が好きなこともくだらない冗談が好きなことも、彼ら5人の文化が私の中に受け継がれて今がある。
その1人が欠けたことが、信じられない。
信じられないけれども、受け入れるしかない。
祖父母をなぎ倒していった、あの死というものが、とうとうここまで来たんだなと思う。