フットワーク

もし、大金とともに、おまえの部屋をひとつ趣味の本棚だけで満たしてみるがよいと言われたならば、世界各地の旅行ガイドブックを置いたコーナーを必ず作りたいと思います。
地球の歩き方』といった外国のガイドブックと、『歩く地図』『るるぶ』などの日本のガイドブック。
気に入った小説がある特定の都市を舞台にしている場合、その都市の駅や主立った店、企業のビル、住宅街、道路などのこまごまとした情報を自分でも調べてリアルに情景を空想し、深い満足に浸りたいと思います。今、そういうことがしたい時は、ネットで大雑把な情報を得た上で本屋へ走り、旅行コーナーで舐めるように立ち読み。家へ帰って再びネット。中学や高校で使うような地図帳も、都市のおおまかな地形や人口、気温などを知るのには役立つのですが。。。
おかしいのは、昔から、「都市」が舞台だと地図帳やガイドブックの知識で熱心に補完しようとするのに、「田舎」「自然」が舞台だと自分の空想こそを重んじて風景を脳内構築しようとすること。それが最近は、そんなフットワークの違いが少なくなってきて、つまり「都市」と「田舎」の区分がなくなってきて、自分が変化したのに気づくのです。


最近、インドアな日記ばかりだ。