2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

そういえば

そういえば、ツイッターは、フォローして自分のTL上で読ませてもらいたい人と、直接その人のプロフィールページに行ってブログ風に読みたい人とがいますね。後者のような方はフォローせずに読んでいます。あと、お知り合いの方々なんかは、フォローしていて…

心が乗る

その香水瓶は、壷のように丸く膨らんだ形をしていた。とろけるような翡翠の緑に、ミルクの白さを混ぜ合わせた色合いで、宝石のような反射光を放っていた。瓶だけでも相当に値が張る品のようだ。栓の部分には、同じ材質で作られた一羽の鳥が翼をたたんでとま…

ケアリ

ケアリという野菜的な語がふと浮かんだ(私は何からでも野菜を連想する)。 人名のような気がする→ケアリ大佐、というところで思いはしばらく浮遊していましたが、フィッツジェラルドの短編、という大きなヒントが頭に降って湧きました。ミッキーマウス、イ…

倉橋さん

今号のクウネルに倉橋由美子さんを特集した頁があると聞き、見つけてたぷたぷと読みなごむ。写真の手書き原稿もきれい。記事はおもに倉橋さんのお人柄について、次女のさやかさんがなつかしみをこめて日常の姿を語っている。知的でゆったりとして。自然な好…

蜘蛛のふるまい

夕方まで机で仕事をして、終わったあと買い物とかいろいろ。5時半でもうすっかり暗いのだけど、街路樹の1本から目に見えない長い蜘蛛の巣が垂れていて、糸のあちこちに20枚くらいくっついているイチョウの葉が、暗闇のなかで変化途中の様々な黄色を見せつ…

理想論

風邪は一進一退。今夜はもう少しアレしてから寝たい。例の事業仕分けの話題は、毎日聞くたびに大きなストレスであったので、中継すべてをきちんと追っていたわけでもないのですが、今日で終わってとにかくほっとしました。 来年度の国家予算で不要なものを削…

風邪がぼちぼちと進行しており。 夢見の悪かった今朝は体が少々きつくなっていました。風邪用の栄養ドリンクを飲んで、これはまあ気休め。もうちょっと何か飲んでおこうと、家を出る直前に頭痛止めと寒気止めでバファリンを飲んだら、これが効いたらしく、電…

ひりひりするような煙

今朝からちょっと咳が出ています。これ以上進行しませんようにー。 公共の乗り物で読書している人が何を読んでいるかよりも、音楽を聞いている老若男女が何を聞いているかの方が気になります。そこに自分の知らない、楽しい曲があるかもしれないという期待が…

おお寒い。珈琲ばかりも芸がないから、お白湯でも沸かすかな。 品揃えのいい駅の中の書店、文芸書のコーナー。大学生くらいの背の高い男子が、 「これおもろいんかな」 と『1Q84 book1』を手にとります。まだまだたっぷりの平積みです。 半分ひとりごとのよ…

隙間の味

香味焙煎の後味が舞茸に似ているような気がしてなりません。wikiによれば、コーヒーの香り成分は次の7つに分けられるといいます(コーヒー:「成分」の項)。甘い蜜の香り/トロピカルフルーツ的な香り/カラメルっぽい香り/木クレオソートっぽい香り/醤…

狐の遣い方

パンフ(吉田文雀さんの談話)に新しいまめ知識が…。 今は舞台で遣う狐(の縫いぐるみ)は全て小道具さんのところにありますが、戦前は個人持ちでした。今回の「葛の葉子別れ」以外にも狐の出る演目がありますので、そういう役を持ち役にしている人形遣いが…

恋しくば たずね来てみよ 信太なる…

和泉の森の、うらみ葛の葉。 先日の土曜は文楽に行きました。昼の部、予想外の満席。だいぶ後ろの方の席になり、着物の柄とか、人形が(ちょっとめずらしい)狐の面をかぶっているところとか、細かいところがはっきり見えなかったので、適当にきょろきょろ楽…

ときどき階段で顔を合わせます

「私(マーガレット・ミラー)は昼間書き、良人(ロス・マクドナルド)は夜中に書きます。ときどき、階段で顔を合わせます。」 一つ締め切りに間に合わせて終わらせ、さらなる締め切りに向かって単調な書類仕事を続けています。何度打ち直しても「短調」と出…

海と浮き沈み

しかたないなあ、という感じで得るところの少ない書類仕事を数日間、もう我慢我慢。明日が締め切りだけど、その後もしばらく忙しそう。今日、気分転換に喫茶店にでも持って行ってやろうかと思ったり、喫茶店に行くことそのものに疲れてしまうかなと思ったり…

あらわになる

電車の中でとつぜん、鼻の右の奥がむずむずしてくしゃみ連発。マスクしてないし、必死でハンカチでおさえるも、ぐしゃっぐしゃっと重だるいくしゃみがとまりません。右ばかりがむずむずして鼻水も右からしか出ない(い、いろいろとすみません…)。いや、そん…

遊びをせんとや生まれけむ

…「遊星的失望」とは、本書が隠しているアンダーモチーフのひとつであって、もともとは「遊星的郷愁(プラネタリー・ノスタルジー)」から導かれてきた感慨だ。これは、しょせん地球から脱出できないこの身なのだから、せめて地球に生まれてきたことを失望し…

「いや」

いつも行かない新規のパン屋さんに行って棚を見ていたら、となりで見知らぬおばちゃんがひとりごとのように「これの、黒いのはいややねん」「黒いのはいややねん」注:黒いの=黒糖パンのサンドイッチ。白いの=普通の食パンのサンドイッチ。おおこれは、な…