2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

妖怪に狙われやすい日本人の身体部位

『妖怪文化研究最前線』は小松和彦編集の論文アンソロジーで、こんな目次。 http://www.serica.co.jp/291.htm 内容は大きく4部に分かれており、その構成からも、とても読みやすく作られています。現代のサブカルチャーにとりこまれた妖怪を論じるⅠ部、主に…

くだ狐

お墓の前を通る時に「親指を握り込んで隠す」、そうしないと何やら悪いことが起きる。この系統の俗信って日本全国にあると思うのだけど、図書館で借りた『妖怪文化研究の最前線』に、こんな明治の事例の紹介が。 子供の頃(明治三六、七年)「丈おっしゃんの…

昨日のピアノはラフマニノフの練習曲集、「音の絵」op39。聞くからに音符の多そうな、難しそうな、でも壮大なファンタジー世界を思い浮かべさせる曲集です。CDを2枚持っていて、1枚は血も涙もない、キレキレの演奏。もう1枚は情けも容赦も暖かみもある演…

S.G.G.K.

「そのトキメキ、オレが止めてみせる…!」*1 冷たいもやを朝の光が射す。暖房をぼんぼん焚く。 昨日テレビのニュースを見ていて、はじめてスケートするお子達の映像がむやみにかわいかった。西京極のアクアアリーナかな。誰も滑れていない(歩けてもいない)…

バロック is …!

ああ、これはいいね。小さな画面ですが、できれば大画面、爆音で。 常識を破壊し、恐怖すらおぼえさせるこのバロック集団、最高だ。 曲はテレマン、リコーダーとトラヴェルソと鍵盤楽器のための協奏曲。指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ、合奏団はアンサン…

本気出したな

あたたかい部屋のなか。 ちょっと台風めいた雨と風の音がしています。主に雨。ほとんど雨。でも音を立てずひそやかに強い風の気配。雨の角度がずっと小刻みに変化し続けていることでそれがわかる。敏捷な、あたたかい風。 …わっ突然すごい強風が。物干竿が落…

飼い犬のことを「彼、つめたいんですよ…」と言う。

先日この日記にトクマルシューゴのPVを貼りましたが、今テレビでうっかりトクマルシューゴさんを見てしまっています。おお、おお。 ものすごく不思議な手ぶりとともに「バンドの人はこわい」「バンドに(楽器の)ベースが入ると自由がなくなる」「いやなこと…

冴えない日々ですがぼちぼちと。 ふとコピーをとる用事を思い出してコンビニに寄ったところ、誰かが「FAVORITE IRISH」と書かれたうすみどり色の本を忘れていた。表紙の下の方に「HARP series」とあり、そっとめくると楽譜なのだった。ハープの楽譜もしろう…

変わった植物

・今週は研究会に参加し、某先生から、ある植物の比喩についてたいへん興味深い考察をお聞きする。古代の植物の爆発的な生命力が、「世界樹」のようなイメージ図で頭に浮かぶ。ただし日本において「巨木」や「巨柱」の伝説はメジャーなれど、世界樹のように…

バファリンの働き

バファリンの働きをまとめると、以下のようになりますね。 頭痛:飲む→なおる 生理痛:飲む→眠くなる→眠る→なおる 眠くなる時、痛みそのものは治まっていないので、いたいいたいと転々としている。でもだんだん身体が動かなくなっていく。次第にどうしようも…

とりとめのないものおもいのじかん

下のATMに続き、あいかわらずどうでもいい話を書いてしまうのですが…。 帰宅したら隣人がシュークリームをお裾分けしてくれたので、コーヒーをいれようと思い、台所のこんろの前に立って、やかんもかけずにしばらくじいっっ…と待っていた。とりとめのない物…