2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の座談会

渋谷慶一郎 : 食える食えないっていうところがもう議論の中心じゃなくていいんじゃないかなって。 OTOTOYより「新春ケイイチ対談 2010年代の音楽シーンの未来を予見」:http://ototoy.jp/feature/index.php/20100113/2 食える食えない、ミュージシャンとして…

合間に

虐待された動物たちが次々に人間をぬっころしていく『動物好きに捧げる殺人読本』(パトリシア・ハイスミス、創元推理文庫)を読みました。ぜいはあ。はあはあ。怖かったあああ。 その前に読んだ小林信彦『人生は五十一から』(文春文庫)はコラム集。映画の…

隙間に

ソファの隙間こそ隙間の中の隙間です。背もたれと座るところが接触してずるずると落ち込んだあの細い暗闇。底のなさはブラックホールには1次元ぶん足りない程度の、愛すべき隙間です。

赤目

テレビで流れていた知らない韓国ドラマ、数年前のトレンディードラマのよう。見るともなしにしばらく見ていて、ほとんどの俳優さんの白目がえらく赤く淀んでいるのが気になりました。自分がすぐそういう疲れた目になるので、治す秘訣とかないのかなーと。時…

僕らが旅に出る理由

京都ローカルのラジオ番組で、ペンネームが「しじゅう(40)のチェジウ」という方が投稿ハガキの常連さんなのを以前から聞き覚えていたのですが、今週は「ペ・ヨンじゅうはち」という方が現れました…。 流れてきた軽快な曲があんまりなつかしいので、心の中…

書いた直後に読む自分の文章って、自分の顔を鏡で見るのと似ていて、無意識のうちに脳内修正して見たり読んだりしているみたいだな、と思います。女性がしばしば、自分が一番きれいだった時のファッションや化粧のままとどまってしまうという現象ともつなが…

ブリ、カイロ、ピアノ、図書館

ブリの照り焼きにはまっていますが、スーパーによって、その日によって、油ののりとか切り身の切り方とか、違うものですねー。フライパンで焼いてます。ガラスの蓋をして焼いている間に照り焼きのたれを作って、適当にブリを引っくり返し、だいたい焼けたと…

亜愛一郎の転倒、通話

まとまった感想を書きそびれていますが、泡坂妻夫『亜愛一郎の転倒』(創元推理文庫)とロベルト・ボラーニョ『通話』も読みました。『亜愛一郎の転倒』はとても愉快なミステリ短編集。文章もいいしストーリーも楽しませてくれるしセンスもいい。『通話』は…

幸田文のマッチ箱、レモンタルト

村松友視『幸田文のマッチ箱』(河出文庫)。 作品を読みつつ作者の人柄や実人生に思いをはせ、またそれを作品の読みに還元していくという愛読者ならではの幸田文論。最初は幸田作品の引用が多すぎじゃないかと戸惑ったけれど、徐々に共感が増し、着物をまと…

外食

塩漬け豚をジュウと焼いて、その汁に蕪のピューレを混ぜた白ソース。を野菜にからめて火を通し、くたくたした甘いねぎやほうれん草や、ほどよい歯ごたえを残した色鮮やかなぶろっこり。を塩漬け豚に添えてアクセントにチーズもほんの少し。 それにご飯をつけ…

最近のミヤコドリ

少し、日が長くなりましたかね。 鴨川のミヤコドリも12月中旬にくらべて早起きするようになりました。私が通る時刻、川面ですっかり静かに過ごしています。無言の全身から発散されている「俺らもう朝食はすませたぜ」というゆったり感。