2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

見積もり

よく、布団の中で「今○○円あったら何を買うか」となまなましいことを考えるのだけど、昨夜は、1万円あったら何の本を買うかとつらつら思案していました。最近書店に行けてないし、今とてもとてもエッセイが読みたい心持ちなので、両方を満たしてくれそうな…

追加お願いします

夜中に目覚めてうっかりテレビをつけると、ウィンブルドン観てしまう。他事をしつつ、耳はなんとなく実況を拾っている。 ウィンブルドンは白いテニスウェア着用がルールになっており、昨日の深夜、フェデラーとソデルリングの試合を観ていたら、試合前の練習…

リラックマアァァ

リラックマ4クママンガ(主婦と生活社) http://www.shufu.co.jp/4kuma/ リラックマ(茶色の)はリラックマ小(白いの)に家事をやってもらってるんだねー。

統合

ヒトとは?1)二足歩行をする 2)脳頭蓋が顔面頭蓋よりもおおきい 3)眼窩上隆起がない 4)オトガイがある 5)歯並びが半円形をしている 6)犬歯と他の歯の長さが一緒 7)頭蓋骨の真下に脊柱がある 8)脊柱のなかで一番太いのは腰椎である 9)足が…

とちゅうのきおくが…

暑さが耐えがたい。 ビールしかないんじゃないの?と帰りのバスの中でずっと考えていた。荒神口のさらさかもがわに寄って一杯やるか、カフェウィークエンダーズで一杯やるか、さらさはバス停からちょっと歩くけど夏の宵にはぴったりの川カフェだしなあ、ビー…

朝花夕拾

わが家の裏庭から塀越しに二本の木が見える。一本は棗、もう一本も棗である。 (「秋夜」冒頭) 『魯迅文集2』から『野草』、続いて『朝花夕拾』に。『野草』は掌編集というか、ポエムふう。いつのこととも分からぬ思い出話や、思いついた戯れ歌の詞、見た…

夏至で

堪えがたい暑さというわけではないものの、この季節はにおいが気になる。くちなしが甘く薫る一方、あの美しい白川疎水が恐るべき悪臭を発していたりする。家々の木の葉も種類によってにおいが変わる。 毎晩、魯迅を読んだり、インドの寺院紹介のテレビを見て…

8つの話

ちくま文庫の『魯迅文集2』から『故事新編』を。訳注は竹内好。中国の神話や伝説を素材にした短編8編です。 「天を補修する話」 創造神のひとり女媧(じょか)が人間をつくったり人間にたかられたり天の裂け目を補修したりする話。亀も登場。気分は十二国…

少しずつ味わって、とうとう読み終わってしまった本。

『ごちそう帳』。 どんどこ物語が読みたくなるアンソロジーだった…!

夜中に目がさめた

昨夜、クリームシチューにシメジを入れたらおいしくなかった。前回はシメジなしでおいしかったのに、シメジが安かったから魔が差して入れた。キノコに取り憑かれている。シチュー汁じたいもちょっとバタくさすぎ。私の料理は一度成功しても再現性がない。昔…

管絃祭

竹西寛子『管絃祭』。 語る視点人物をつぎつぎに切り替えつつ、竹西寛子特有の端正な文章で、ある時代のある都市を回想する。それは原爆投下前の広島市。川の美しい町。宮島の管絃祭。 いかにも竹西さん的な小説かもしれない。無惨に失われたということが周…

オルガニスト

山之口洋『オルガニスト』。至高のバッハのオルガン音楽を追い求める2人のオルガニストと、その友人2人の物語。 ラインベルガー教授、ヨーゼフ、テオ、マリーア、それぞれの演奏会に行ったら、たぶんそれぞれにとても優雅で濃密な時間を過ごせることでしょ…

音楽を降らしめよ夥しき蝶に

夢を見ない・全く覚えていない時期がしばらく続いていたのが、ここ数日はファンタジックな長編夢をとっかえひっかえ見る。寝ている最中はこの曲のような状態になっている気がする。寝ると同時にでかいキノコを抱えてどこかのなつかしい時空に行く。 ものすご…

山奥の図書館に行った。山奥はこれから紫陽花が群れ飛ぶ雲のように咲きそろうんだろうなあという予感に満ちていた。山奥はちょっとだけ紫陽花の季節には早かった。標高が高いと気温も低くて、開花も遅れるんだな。 いつもは、山を取り巻いて流れゆく雲を盆地…

昼休みに図書館で小島信夫の「馬」という短編を読んでいた。小心なサラリーマンの「僕」は、妻のトキ子に頭があがらない。昔トキ子に「愛している」と言ったのがなんだか言質をとられたような格好になって、トキ子が「僕」に相談なく家を新築しても、その家…

幸せな哀しみの話

山田詠美編『幸せな哀しみの話―心に残る物語 日本文学秀作選』(文春文庫)。山田詠美が選んだ昭和の短編小説アンソロジー。アンソロジーおもしろいねー。おもしろかったよー。表紙から爽やかさの欠片もないし、なぜにこんなにどろどろと血液だの唾液だの精…

破船

吉村昭『破船』破船 (新潮文庫)。久しぶりに、新潮文庫!な小説を読んだー。舞台のモデルは佐渡島でしょうか。 寓話ととらえるには、人物たちの心があまりにかなしくて胸にせまる。江戸時代の歴史的事実ととらえるには、物語がぴたりと完璧な構成をもってい…

明日は

一匙を口に入れるごとに太陽が喉から胃に流れこむような濃厚ポタージュが飲みたい。ハアト型のビスケットの窪みにこってりと赤や青のジャムが落としてあるようなロシアンケーキが食べたい。

音楽愛好家の野外採集の友

人が茸に熱中することによって、音楽についての多くを学ぶことができる。私はそういう結論に達した。その目的のために、私は最近田舎に引越したのだ。そして、菌類の「野外採集の友」の熟読に多くの時間を費やしている。そういう本は、よく古本屋で半額で見…

あつい…

昨日も今日も会議があった。昨日は日曜なのに。報告役のため、いろいろしゃべった。最近むしょうに自分の声が鬱陶しくて、脳内から自分のしゃべり声の記憶を全消しすべく例によって柳月堂に駆け込みたいところなのだが、会議で時間をとられているので、さっ…

スズメノエンドウは必要ない

ミニチュアというのはどんなものでも小さくなっているだけでかわいいなぁと思うのだけど、それと同じ理由でカラスノエンドウよりスズメノエンドウのほうが好きー。というようなことを歩きながら連れが言い、私はカラスノエンドウの時点で普通のエンドウに比…