2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
布団の上でころんと転がってケイタイで小説読んでいたら、こんなせりふが出て来た。しゃべったのが猫自身なので(猫がしゃべる小説)非常に説得力があった。そうか…。しかし実家の三毛子は食パンをちぎってもらうのを好みます。
涼しい1日。どういうジャンルなのかわからないまま、こういう曲はすんごい暑い日にーと空想するんだけど、雀が鳴く涼しい朝のラジオから心地よくとろんとろんと溶けて流れて広がってきた。水に濃いインクをたらしたみたいに。 さらにでろんでろんどろんどろ…
それからついでに、モリコロパークでフィギュアスケートのエキシビションを見ていて、「うまいね!」「かわいい!」とか言ってしまうんだけど(他の感想もきゃあきゃあ言いながら見ているんだけど笑)、うまい人というのは必ず独自の表現を確立させている。…
でもって、音楽会と演劇と美術展覧会の会場が集まっている愛知芸術文化センターよいとこ。足休めにのんびり座ってセンターが発行している冊子(http://www.aac.pref.aichi.jp/frame.html?aac/aactop.html)を数種類読んだのだけど、過去の劇場公演についての…
ちょっと名古屋まで。 先日、大阪で喫茶店に入った。「自家焙煎コーヒーと手作りケーキ」と素朴でおいしそうな感じの看板が目にとまったのだ。文楽劇場の近く、黒門市場の商店街から路地を入ったところにあり、単に「庶民的」というよりもう一回りディープな…
長い間、4〜5日に1度更新される連載小説をケイタイで読み続けています。今月は話が急展開して、4〜5日ごとに自分の記憶ががつんがつんと上書きされます。1回分を読むには5分もかからないのに、「読む前」と「読んだ後」で世界が変わって見える。冒頭…
裏返るさびしさ海月くり返す(能村登四郎)「くらげ」は夏の季語。 天変斯止を見て気づいたことをこまごま考えてたら、阿呆のように長くなってきた。それで、舞台の上にあったことを考えるのはひとまずおき、舞台の上では語られなかったことをぼうっと想像し…
文楽劇場の夏公演へ。時間の都合から、今日は第三部のテンペストに行きました。そうなのよ、テンペスト、シェークスピアの。「天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」という翻案。舞台は日本の中世に置き換えられていますが、大筋は原作をなぞってい…
それにしても外出はさむい。大阪に行くまでの電車も喫茶店も劇場も冷房ガンガンで超冷えました。京都のバスもさむい。 穂村弘『にょっ記』(文春文庫)より。 10月15日 我が性欲 電車のなかで、あたしのなかではナンバーワンだから、という声が耳に入った。…
夜に飲みの予定があった。胃腸がそんなに元気でないが、飲みたかったので、昼ご飯の前に「ウコンの力」を飲んでみた。そして夜にしこたま飲んだ。こ、これは、効くわ…!こんなに飲んで、なんて自分はだめなのかしらとへこみそうなくらい効く…。 自分が出かけ…
今日の夕方は、チェロとピアノと尺八のトリオのミニライブに。尺八とチェロの濃厚かつ爽快な絡みに萌えた。会場がすごく小さくて、一歩踏み出せば自分も舞台に乱入できそうなくらい目の前で演奏していたのだけど、近くで見られて楽しい反面、絡みの良い曲は…
綾辻行人・牧野修『ナゴム、ホラーライフ 怖い映画のススメ』。 エッセイの応酬本。先生達はもう、ホラーを孫のように愛していらっしゃる。 B級映画をバカにする視点で見る人に憤り、ただのホラーじゃないと言われるとただのホラーで何が悪いと憤り、世間の…
ハイフェッツとパガニーニの取り合わせで1日が終わるのもどうかという気がするので、もう1つ貼っておくことにする。私はハイフェッツのような音がとても好きで、でもジャニーヌ・ヤンセン姉さんの弾くバッハの、光と質感に満ちたやわらかなバイオリンの音…
ある1曲が頭の中をエンドレスリピートする拷問のような現象がある。TMネットワーク「GET WILD」のサビが離れない、等。その中でヤッシャ・ハイフェッツさんの弾くパガニーニ変奏曲が頭から離れない日というのがあり、今日がそうだった。たまたま「民主主義…
『オーケンののほほん日記ソリッド』(新潮文庫)。 文章が一回りうまくなっていた。オーケンの日記に対して「うまいこと言った」感は求めてないのだが、この「うまいこと言った」感の影でいろいろ苦しんだ日々があったんだろうなぁと思うと、すでに過去のも…
Crocsの靴っていうかサンダルっていうか、ゴムっぽいあの履き物は、楽なのでしょうか。楽なのかな?と思って周囲をよく見ると、女も男も、老いも若きも、スーパーでも街中でも、履いている人が何人もいます。バレエシューズ型のこういうの(http://store.cro…
金曜日にグーグルのトップページを開いたら、「逆さにした扇風機から青白い電流が大量に吹き出ている」と見える画像があった。その日は発明家ニコラ・テスラのお誕生日なのだった。ハッピーバースデーニコラ! ニコラ・テスラの発明したテスラ・コイルといえ…
いろいろ日記にしるそうとしたが、書くべき今日の出来事は、たった一つに思われる。ふくらはぎが筋肉痛になった。金曜日に変な靴で歩きすぎたのが、日曜日の今日になって痛む…。
先日、心理学を研究する同僚から実験の被験者になってくれませんかと言われ、20分ほどのテストを受けた。テストは人間の記憶についての実験で、PC画面に次々出てくる言葉を大量に暗記しなさいというもの。「初恋」「物置」「ずうずうしい」「血まみれ」とか…
某日 『百日紅』を最初に手に取った日は、関西が入梅したその日だったと思い出す。梅雨の幕開けにふさわしい土砂降りで、大音声の雷付きと大サービス。 外を歩けば汗ばむのに、屋内でじっとしていると薄ら寒い。昼日中から薄暗く、一日ずっと電灯を点けてい…
息抜きに日記を書きにきました。 村瀬恭子さんという人の絵が好み。 画像はTAKAISHIギャラリー(http://www.takaishiigallery.com/exhibition/2008/07_Emerald/japanese.htmlとhttp://www.takaishiigallery.com/html/artists_profile/Kyoko_MURASE/japanese.…
某日 夜になってざっと降ったけれど、おおむね曇りで留まった一日。蒸した。蒸された。朝から扇風機で机に向かった。降りそうで降らない、もしくはちょっと降ってすぐやむような今日みたいな日には、能の謡を流す。カセットテープに録音したもの。 謡の詞章…
アン・ファイドマン『本の愉しみ、書棚の悩み』。 「本が多くて困ったわ〜」って言いながら全然困ってないでしょ!というエッセイ(笑)。アメリカの人気ドラマにこの筆者のような人が出てきそうです。ここには、日本ではなかなかお目にかかれない豊かさが存…
小林信彦『本は寝ころんで』(文春文庫)。 気軽に読めるエッセイながら、「寝ころんで」というタイトル通りの魅力的な身体性はあまり感じられない。これは現在進行形の「寝ころんで本読んでまーす」ではなくて、「我は寝ころんで読んできたのだ」という矛盾…