ダウテンダイ

モデムが故障して交換に来てもらいました。おかげで今夜は部屋が片付いています。。。

富岡多恵子さんの『水上庭園』にマックス・ダウテンダイというドイツ人が書いた『近江八景』という小説が登場し、“日本的な8つのラブストーリー集”という紹介とあいまって、ダウテンダイ?と初めて聞く名前が気になりました。詩人・作家で、明治期に日本を旅行したことがあるらしい。
『水上庭園』には注がついていて、どうも現在も日本語訳の本はないみたい。富岡さんは長編『湖の南』でもドイツ語のこの本を登場させています。内容はラフカディオ・ハーンのような感じなのかな?と興味をもっていたところ(どうでもいいんですがラフカディオ・ハーンという文字を見るたび反射的にラフカディオHaaaan!!!と変換してしまう自分がいます)(テンション高すぎ)、「エポス文学館」様で1編を翻訳されているのを見つけました。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/eposbungakukan/sub2-3.dauthendey.html


『水上庭園』には、脈絡なしに文楽冥土の飛脚の詞章も出てきて、「心中」がドイツ人にすごい勢いで理解されないというコミカルな場面がありました。これは「心中」を他の○○にいろいろ置き換えても遊べそうで面白かったです。「ドイツ人」も他の誰でもいいし。