よく読みに行くweb日記数カ所で、立て続けに亀の話題を読む。全国の水槽で亀たちがお目覚めになったとのこと。

      • -

黄水仙のころ、花を見て思った。
三星堆みたいやね?」
中国の三星堆遺跡からの出土品の出目仮面ね。水仙の、あの中央がにょっきり突き出しているのが、出目仮面の目玉がにょん!と突き出している様子に似てるといえば似てるのよね。

      • -

HMVのマルチバイ期間終了を目前に、CDを3枚バイ買。ボーン・ウィリアムズというイギリスの作曲家のピアノ協奏曲やヘンデル弦楽四重奏のほか、先日の文楽劇場で舞台に没入できなかったのが残念で、同じ演目(妹背山の「山の段」)のCDを。

      • -

今日ふと気づいたのだけど、仕事の合間に廊下で一緒になったとか手洗い場で並んだとか、そんな偶然のシチュエーションでの会話は、季節の話がうれしい。
噂話や悩み事、世間のことだと、短い時間では思っていることのほんの一部しか言えないし、しかもなぜか核心から異様なほど遠く離れた言葉がぼろんと出て、後で自分で首をひねってしまい、すっきりしない。
そういったすっきりしなさが種になったり挿し木になったりして、自分の中で植物のようにわさわさと言葉が育っていくことも多いけれど、今日はむしあついですよね、ほんまほんま、東京は寒いっていうてたのにねー、とか言葉を交わす時の、その人のごく自然な、何も考えていない、どうということのない素の表情や声にふれると、ほっとする。
とりわけ朝は。
何でもない言葉が光って感じられるような、そんな会話を振り返ると、いつも季節がそこにある。