クロノス時間のみならず

新幹線→博多駅からローカル電車なう。日帰りで太宰府の学会に。


今朝は、夢で昔の出来事を見ていました。
今はどこにいるのかも知らない昔の知人たちと、昔の場所で話している。古い日本家屋で冠婚葬祭の何かの儀式があり、皆で静かにその準備をしている。座敷に大きな座卓を運んで菓子を並べ。昭和らしいタイルの便所を磨き。庭にはさらさらと流れる透明な水流があり、苔が深い緑色に金や紅色の胞子体をひょろひょろと伸ばしている。
それは実際に起こったことではなく、彼らと疎遠にならなければ、いつかあり得たかもしれない架空の時間の風景。
しかし起きてから考えてみると全くつじつまの合わない夢でしかない。
ただその夢は何ともいえぬ気配をともなっており、気配とは不可視のものなのだけど、確実にそこにあって、強いて言えば音楽にも似て、あともう少しで耳に聞こえそう。でも聞こえない。濃密な情報と幾層にも重なり合った記憶が、響きに内包されていました。