朝ご飯なう

鴨川のミヤコドリが、このところ見るたびに元気いっぱいになってゆく。見るのは朝、同じくらいの時間。今朝は100羽ほどもいて、元気というより、もはや激しすぎる部類の動きをしている。四条大橋を渡る通勤者が何人も立ち止まって目をまるくして見ている。激しい動きで鳥たちが何をしているかといえば、上空から各々がピイーイイイと長鳴きしつつ一気に水面へ滑空し、舞うように優雅に、力強く、たっぷりと川の小魚をあさりまくっているのだ。私はようやく気づきました。
こいつら、さっき起きたんだ…!
寒いから日に日に起床時間が遅くなっているのね。京都鴨川のミヤコドリは、毎日、夜が明けたところで滋賀県の琵琶湖からぞろぞろ飛来して「ご出勤」をなさるのだけど、秋の間は私が通る時刻にはとっくに朝食をすませて、くつろぎタイムに入っていたのね。それが冬はどんどん夜明けに合わせて起床がずれていって、今ちょうど遅い朝食(小魚)をとっているところなのね。
早くごはん食べちゃいなさい!食べないと手羽先もぐわよ!
四条大橋の欄干から、母のような心境で見守ってしまいます。小魚よ成仏したまえ。