打ち上げ=うたげ、手を打って言挙げすること

今週は忘年会やら続いて、人にあたり気味。マイペースにゆっくり書けるweb日記はほんとに良い場所ね。
今週のこの感じはどこかで読んだなー。ええと…

 だれよりも気のきいたことをいおうとする話し手が、才気ばしった会話で客間の話題を独占してしまうこともあり、そんな夜は、時間の流れがおそく感じられた。自分たちのおしゃべりは、要するに、主人たちの余暇のお相手にすぎないのではないかと、ふと、空しくなることもあった。それでも、招かれれば、またなにかを期待して出かけていくのは、やはり、会話で織りなしていく虚構の世界の愉しさに誘われてのことだったろう。今日は、おもしろかった、とか、今日はまったくだめだった、などと、まるで作品を論じるように、私たちはその日の会話の成果を批評した。

須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』「夜の会話」より)

「会話の成果を批評」てのはなかなかできませんが、夜ごと「会話で織りなしていく虚構の世界」が続くさまは私もわかります。

昨日は四条のモツ鍋屋さんへ。モツ鍋のモツは臓物のモツ!臓物の出て来る本をよく読んでいるくせに、実はモツ鍋って初めてなんですよー。醤油ベースの出汁でちまちましたモツ群が煮込まれて、その上にニラときゃべつがどーんとかぶせられているのね。鍋奉行の指示のもと、豆腐やゴボウや餅やらーめんを追加。野菜たっぷりでモツモツしい臭みもなく、家でもつくってみたいものです。