ゼイムショと焼酎

今日ATMに通帳をつっこんでぼーっと物思いにふけっていたところ、ATMが何かせっせと記入していて、何をそんなに書くことがあるのかと思ったら確定申告の還付金…!それも数日前にすでに振り込まれている…!サキョウゼイムショさんが白い歯をキラッとさせて「smnpちゃん、これ使いなよ!」って言っててびっくりでした。なんたる爽やかさ。還付なので2月10日頃にささっと申告してたんですが、2週間かからなかったのが驚き。

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早朝すれ違った60代くらいの男性が、お菓子の「ハッピーターン」みたいな塩気の混じった香ばしい甘い匂いを芬々とただよわせていて、思わず振り返ってしまいました。もしや焼酎の匂い?と思ったのは5分後。重ね着してる冬服の1枚1枚に香りが染み込んでいるような濃厚さで、おそろしくいい匂いでした。と言う私は、実は焼酎の匂いをさほど知っているわけではないのです。ただ「焼・酎」「ショウチュウ」という語、焼くという動詞を含む酒名の、えも言われぬ香ばしさや赤みがかった色や各地方の伝統やそんなイメージから、あの匂いは焼酎に違いないと思い込んだわけなのです。でもそれはきっと間違っていない気がする。お酒を飲むのは好きなんですが、朝までという飲み方を20代前半にさんざんやって今はもう「つかれたよパトラッシュ…」という気持です。それでもこの朝は酒はいいなあすごいなあとつくづく思わされて、「今はもういい」どころか、「すいませんこんなひよっこが」と平伏しながら服の裾にさりげなくすり寄ってくんくん嗅ぎ回りたい、魔王にすりよる下級悪魔みたいな気分を朝っぱらから味わいました。匂い以外はごく普通に見える人で、向こうも不審に思ったのか遠くの方からちょっと振り返って見ていました。