隙間の味

香味焙煎の後味が舞茸に似ているような気がしてなりません。wikiによれば、コーヒーの香り成分は次の7つに分けられるといいます(コーヒー:「成分」の項)。甘い蜜の香り/トロピカルフルーツ的な香り/カラメルっぽい香り/木クレオソートっぽい香り/醤油っぽい香り/ナッツっぽい香り/コーヒーっぽい香り。
クレオソートっぽい香り(=正露丸の香り)・醤油っぽい香り・ナッツっぽい香り、をぐるんぐるん混ぜて上澄みフレーバーを採取したら、舞茸、か…? 引き続き考えたい。何らかの要因による妄想という可能性もあり。


今日は昼食が手巻き寿司で、ウマウマと食べ終わったあと、口中の印象として最後まで残ったのはまぐろでもかにかまでもなく新鮮なキュウリでした。キュウリはキュウリだけで独立して国を起こせそうね。水木しげるが河童の国を描いたきもちわるい漫画があったけども、どのコマでもきもちわるい河童の集団がきもちわるいくらいキュウリをぼりぼりと食べていました。あくまで河童の国の主食糧としてキュウリがあるという形を守りつつ、水面下では、河童の国がすでにキュウリに浸食されてしまっていたのかもしれません。


夜はカフェでボジョレーを一杯ひっかけて帰ったのだった。木曜夜だと、ボジョレーが入ってたって、カフェにお客は私一人なのだった。カフェは木曜に限る。(こともないけど。)


心斎橋のそごうが閉店して以来、大好きなヴィゴの店のサクサクな軽マカロンをどこで買えばいいのか(神戸まで行かねばならん…)とうちひしがれていることは今も変わりませんが、四条の高島屋ラデュレのマカロンさんが期間限定で売られているのを発見。ていうか、高っ!わあ高い。でも少女カラー満開な見た目につい微笑んでしまわないこともないので、1度くらいは買ってみようと思っています。ラデュレは映画「マリー・アントワネット」の甘味を担当したフランスのお菓子屋さんです。


開高健の小説はたいていいつも「どろっ」とか「とろっ」とかしてたように思うけれども、昨夜『珠玉』を再読していて、「ふわっ」と色っぽくて乾いた描写が含まれていることにちょっと驚いた。色っぽく書かれているのは中年男性の手。