ブリ、カイロ、ピアノ、図書館

ブリの照り焼きにはまっていますが、スーパーによって、その日によって、油ののりとか切り身の切り方とか、違うものですねー。フライパンで焼いてます。ガラスの蓋をして焼いている間に照り焼きのたれを作って、適当にブリを引っくり返し、だいたい焼けたところでたれをぬりぬりする。ここが好き。焦がさないように様子を見て火をとめます。

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カイロを4つ貼り長袖のババシャツを着、タートルのセーターの上からニットのワンピースのようなものを重ね着、下はもちろんズボンで。首や肩を守りつつ腰回りをどっしりと。先日はなにやら全般的に事前の用意がものをいう1日でありました。アレが来るかなソレも来るかなとおそるおそる用意していたことがドンとやって来てびびるも、来るかな来るかなと待っている時間の無駄な長さに比べれば、光の速さで処理が完了(もともとたいした事ではないのです)。
勤務先Kが来週から正門の工事をするそうで、私の知らない通用門から出入りをしろというメール。わからないけど他の人についていけば入れるわ〜と呑気に思っていたら、帰り際、同僚がビシイッと通用門を指差し教えてくれました。おおあんなところに門が。これでいつでも通用門に行けてしまう。

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ピアノのレッスン、生徒は中年の男性ひとり。
カメラが切り替わって映し出されたのは、眼鏡の奥からきらきらと瞳の光る、見るからにやさしそうな先生。指1本でたどたどしくも弾きあげた「歓喜の歌」に微笑んで、「お上手ですよ」とおっしゃる。「先生、ほめ上手ですね」と照れてちょっと少年のようにフフと笑う生徒。フフと眼鏡で笑い返す先生。2人とピアノを包んでふんわりした時間がただよう。ほんらい均等ではない10本の指を均等に使いこなす必要がある、ピアノという楽器が持つ人工性を指摘しつつ、やさしく「指1本」の意味を教えてくれる。
なんなのだNHK…!
小原孝さんと西村雅彦さんは同い年だったんですね。沈黙に照れる場面もありますが、大人の習い事は和む時間。教えている側、教えられている側、両方の気持ちがわかるような気がします。
http://www.nhk.or.jp/syumiyuuyuu/classic_piano.html

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東京の図書館員さんたちの座談会を読みました。『ず・ぼん——図書館とメディアの本 12』(ポット出版)より、「システム担当者座談会 システムが変えていく図書館のかたち」。タイトルが示すように、現在の図書館の基盤となっているコンピューター管理システムが、図書館にどのような問題をもたらしているか、特に東京都の図書館はどういう状況にあるかという話。初めて知ることが多く、読みがいがありました。
http://www.pot.co.jp/zu-bon/zu-12 PCで読むにはちょっと長いですけども。


後半は熱がこもってきて、本を乗せて運ぶブックトラックが返却機にもなったら楽でいいのにーという話題に、

井東:よくチラシでベルトコンベアーでダーッと流して、それを返却するというのがありますね。
荒木:ベルトコンベアーはちょっと見に行ったんだけど、私の心にはフィットしなくて、これは絶対ブックトラックがいい。

“私の心にはフィットしなくて”…!